VISA

〜海外でのクレジットカード・トラブル処理〜

日、海外出張に出た。
その際のホテルを予約するのに、インターネットを使った。

有名ホテルではホームページから地名を探して空き状況の確認や予約が可能で、緊急時には便利だ。
ところが、あせっていたこともあり、探しているところと頭文字が全く同じの, 似た名前だが、どこにあるのかもわからないホテルを、うっかり予約してしまった。
すぐに気がついたので、同じホームページからメールで
「場所を間違えて予約したので、キャンセルして欲しい」
とE_MAILを送っておいた。

約受付については、多分自動であろうから、予約メール送信直後に確認メールが届いていた。
が、キャンセルについての返信は、その後も音沙汰無しであった。
約3週間後、私の手元に、間違えて予約したホテルから、エアメールでキャンセル料請求書が届いた。
きたか。
アメリカ西海岸を探していたのに、届いた請求書を見ると、そこはカナダのホテルであった。

速、フリーダイヤルで日本のリザベーション・センターへ電話をしてみた。
が、「インターネットでのことは、こちらでは受け付けないので、インターネットで対応せよ」とのこと。
なるほど、さよか。
あきらめて、前回送ったキャンセルメールを添付して、再度、請求が受け取れない旨、ホテルへメールする。
心配なので、今度は、同じものを直接該当ホテルへFAXもしておいた。
3日ほどして、ホームページの管理者から返信が届いた。
「あなたからのメールは、このホームページの管理責任者と、該当ホテルの責任者へ転送いたしました」
しかし、その後、結局どうなったかの連絡は一切ないままだ。

らに2週間。
VISAからの請求に、しっかりそのホテルのキャンセル料が含まれてきた。
ふむ。

度はVISAに掛け合うことにする。
電話を入れると「国際管理部」の担当者が出て来た。
なるほど、そういう対応部署がちゃんとあるわけね。
事情を説明すると「メールのログは残っていますか?」と聞く。
「ログ」という一言に、理解しているなと安心を覚える。
この事態を予測して、予約から、キャンセル、2度目の受取拒否まですべてのログがあることを伝えると、彼はこう説明した。
「わかりました。支払い拒否の理由を書いた手紙を郵便で送るので、それにサインをして下さい。その際にログのプリントアウトしたものをすべて同送して下さい。
今後は、私共がかわりに交渉いたします。
この場合、向こうのホテルも、カナダのクレジット会社と提携しているはずなので、ホテルはカナダのクレジット会社と、私共は、そのカナダのクレジット会社と交渉することになります。
何かありましたら、私、国際管理部○○までご連絡下さい。電話番号は06-***-****。始めに116に掛けてコレクトコールして下さい。」

終始一貫、さすがである。

日、早速手紙が届いた。電話を切ったのは昨日のお昼過ぎだというのに。
いくつかの支払い拒否理由が英語と日本語でかかれた文書があり、該当するものにチェックしてサインするだけだ。
手紙が届く直前に電話が入っていた。
「調べたところ、この請求の翌月の請求に、ホテルからの払い戻しが起きている。
金額は全く同額である。これで、了承してもらえるだろうか?」
なるほど。
その、対応のすばらしさにお礼を一言と思い、担当者に電話する。
「その払い戻しの件ですが、すでに先方からVISAに入金されているので、多分、今日付けであなたの口座に振込手続きがされる予定です。ご確認下さい。」
かくして、該当請求引き落とし前に、キャンセル分が振り込まれた。
数日後、VISAから、処理済みの案内書が届いた。
「あなたの口座に振り込みました」という報告と共に、
「迷惑を掛けまして・・」とお詫びの言葉が添えられていた。
おみごと。

局、ホテルからは今回の処理について一言も応答はなかった。

回の事の顛末は、確かに私のミスに端を発する。
が、予約は即時処理するが、それ以外については、「了解」のひとことも返って来なかったことについては、正直、少々がっかりである。
金は返した。といわんばかりの印象が残る。

方で、「今後は、私共がかわりに交渉いたします。」というVISA
背景に「競争」の2文字があることを差し引いても、
今回の対応は、内容・時間共に見事であり、感謝である。
いろいろなケースがあるのだろうけれど、
いい仕事をしているなぁ。
やっぱり、特に海外に関しては、いいカードを使おう。
つくづくそう感じた一件であった。


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